大阪児童言語研究会 |
ホームページ 筆者プロフィール筆者:新開惟展わたしの著作・雑誌論文・研究冊子論文等一覧 A.著作 1.『一読総合法 読みの指導 高学年編』(大明堂 1969.6) <6年生で一読総合法をこう始めた> (分担執筆) 2.『説明文・読みの理論と実践<上級>』(一光社 1975.8) <6年の授業「けむりのゆくえ」> (分担執筆) 3.『解放教育と文学の読み』(明治図書 1976.8) (共著) <文学のことばと文学の読み> 4.『新・一読総合法入門』(一光社 1976.8) <文学の読みと説明文の読みとでは、どのようなちがいがありますか> (分担執筆) 5. 6.『授業のための新国語教科書研究 小学5年』(一光社 1981.4) <授業おさめの教材「空気と水と人間」(学校図書)> (分担執筆) 7.『子どもの心とひびきあう文学の授業』(一光社 1981.11) (共著) <子どもと作品との出会い> 9.『能勢街道と岡町・豊中』(おかまち・まちづくり協議会 1999.3)(森田芳明と共著) 10.『今から始める一読総合法』(一光社 2006.4) <3学年の授業実践「ありの行列」(光村図書)> (分担執筆) B.雑誌論文 1.『国語教育研究』(1967年秋号 明治図書) <第4回夏季アカデミー「教材研究と授業」 低学年分科会・説明文「みつばち」> 2.『児言研国語』(1968.5 児言研の自費出版) <座談会 新潟教研に参加して>(大阪の正会員の亀山、林田、新開、森川、倉本、長谷川、佐々木、杉山?) 3.『児言研国語』(1968.8 児言研の自費出版) <「けむりのゆくえ」(光村・6年)の実践> 4.『児言研国語』(1969.3 児言研の自費出版) <第18次全国教研・国語分科会に参加して> 5.『児言研国語』(1969.6 児言研の自費出版) <「文学作品で何をどう教えるか」(大教組国語教育研究委員会・林田、新開)> 6.『教育科学・国語教育』(1969.9 明治図書) <文学形象を豊かに読みとらせる――虚構にふれて――> 7.『児言研国語』(1971.11 児言研の自費出版) <教材化の視点は授業を左右する――市川報告をめぐって――> 8.『解放教育』(1971.12 明治図書) <指導書の思想と「文学教育」観> 9.『季刊 国語の授業』(1972.11 児言研の自費出版) <「ごきげんなライオン」(日書3年)の研究(教材分析と授業仮説)> 10.『解放教育』(1973.6 明治図書) <絵本『王さまと九人のきょうだい』(君島久子訳・赤羽末吉絵)を読む(授業実践)> 11.『季刊 国語の授業』(1974.10 一光社) <わたしの国語教室・読書力を支えるもの> 12.『教育科学・国語教育』(1976.6 明治図書) <論証過程・一般化の筋道の批判的読みとりを> 13.『隔月刊 国語の授業』(1976.11 一光社) <『猿はどうして人間になったか』(井尻正二)の授業実践> 14.『隔月刊 国語の授業』(1977.10 一光社) <大阪児言研・夏期講座のレポート(新開、広瀬)> 15.『隔月刊 国語の授業』(1977.12 一光社) <「人類文化のあけぼの」(日本書籍・5年)の教材研究> 16.『隔月刊 国語の授業』(1978.2 一光社) <船津氏の授業(吉原順平『モンシロチョウのなぞ』の一部「モンシロチョウはなにを手がかりに花を みつけるか」)をこう受けとめる> 17.『差別とたたかう文化』(1978.5・春 明治図書) <あたり前のことをあたり前のこととして――豊中における「障害」児教育> 18.『解放教育』(1978.5 明治図書) <子どもたちが自らの論理で読み深めていくために――説明文の読みの授業――> 19.『隔月刊 国語の授業』(1978.6 一光社) <「大きなかぶ」の授業(北川倶美)をめぐって>(新開、丸山、峰近、広瀬の座談会) 20.『隔月刊 国語の授業』(1978.12 一光社) <「ものの名まえ」(4年)の授業記録> (教材分析:新開、授業者:高野京、参観後の意見交換:林田・新開・広瀬・笹部・江藤・若狭・高野) 21.『現代教育科学』(1979.6 明治図書) <今こそ教育課程の民主的編成への取り組みを>(特集:新指導要領の争点を整理する) 22.『隔月刊 国語の授業』(1980.8 一光社) <「データ吟味」の読みと授業計画>(第17回夏季アカデミー 問題別分科会) 23.『隔月刊 国語の授業』(1980.10 一光社) <もっと緻密な検討を――「心内文図式づくり」の適用範囲を明らかにして――> (「どの子も書ける作文指導」:1980.6の紺屋富夫報告を中心にした批判) 24.『豊中の教育』(VOL.2)(1982.7 豊中市教職員組合) <わたしとサークル活動―わたしにとっての民間教育団体> 25.『隔月刊 国語の授業』(1983.2 一光社) <新教科書説明文教材(10教材)をこう読む> 26. 『豊中の教育』(VOL.3)(1984.10 豊中市教職員組合) <『にんげん』その作成過程をふりかえる―教育内容の民主的自主編成を一層推進するために> 27.『解放教育』(1985.9 明治図書) <説明文教材の民主的自主編成にとりくもう>(教科書の説明文教材を解放教育の視点で批判) 28.『隔月刊 国語の授業』(1987.4 一光社) <「読み違い」を大事にする>(教育情報談話室、ペンネーム:旧人類) 29.『隔月刊 国語の授業』(1987.6 一光社) <授業のあり方とこどもたちの読み>(教育情報談話室、ペンネーム:大阪・旧人類) 30.『隔月刊 国語の授業』(1987.12 一光社) <小林(喜三男)先生を偲んで>(1987.10.1 小林喜三男氏死亡.享年73) 31.『隔月刊 国語の授業』(1990.8 :99号 一光社) <先生 ありがとうございました>(1990.6.1 大久保忠利氏死亡.享年80) 32.『隔月刊 国語の授業』(1991.6 一光社) <子どもの作文の読みをめぐって>(「児童・生徒の作文をどう見るか」:1991.2の岩田道雄たちの提案に> 33.『隔月刊 国語の授業』(1994.2 一光社) <「記号科」は認識・表現とどう関係するのか>(教育情報談話室) 34.『隔月刊 国語の授業』(1995.6 一光社) <説明文の「批判的」な読み、それは「読み」の本来の姿である>(説明文の読みQ&A) 35.『隔月刊 国語の授業』(1996.6 一光社) <説明的文章の読みの授業を深めるために―森提案(「お米は生きている」の授業)を基本的に支持します> 36.『隔月刊 国語の授業』(2000.4 一光社) <林田哲治さん、ながいあいだ、ほんとうにありがとう>(1999.12.16 林田哲治氏死亡.享年68) 37.『国語の授業 臨時増刊号』(2001.8 一光社)〔児童言語研究会:創立50周年記念誌〕 <「ありの行列」(光村3年)の教材分析>(授業者は細見英子.授業記録の編集は新開) <子どもたちと共に、仲間と共に、歩んできた34年>(大阪児言研の歴史) 38.『国語の授業』(2001.12 一光社) <コトバで伝えることは易しくない>(「ひとこと、ふたこと」の欄) 39.『隔月刊 国語の授業』(2002.6 一光社) <「ガラスの花よめさん」(日本書籍3上 長崎源之助)を、私はこう授業する> 40.『隔月刊 国語の授業』(2005.6 一光社) <白須実践記録に学ぶこと・望むこと>(白須富夫の「父ちゃんの凧」の授業記録について) 41. 『隔月刊 国語の授業』(2005.10 一光社) <『隔月刊 国語の授業』(188号)の特集記事の内容についての編集批判> 42. 『隔月刊 国語の授業』(2007.4 一光社) <書くことは自分を見つめること、考えること> 43. 『隔月刊 国語の授業』(2007.6 :200号 一光社) <『国語の授業』200号継続に乾杯> 44. 『隔月刊 国語の授業』(2010.10:220号) <新教材の研究 「ウナギのなぞを追って」(光村図書・4年下)塚本勝巳> 45.『解放教育』(2011.11:No528 明治図書) <「学び」は人間関係の賜物である> C.研究冊子論文 ◎.豊中市小学校国語教育研究会『国語研究紀要』{Ⅰ}(1966.3) <「ごんぎつね」のあつかいについて―― 一つの見方> ◎.大阪教職員組合国語教育研究委員会『1968年度研究報告―通巻2号』 Ⅰ.基調報告 1.読み方教育か文学教育か (1)文学教育をめざす読み (2)文学教育の役わりと位置づけに関する問題 2.文学の読み (1)文学的認識 (2)文学の「読み」を支える力 (3)何を読みとらせるか <主題><状況を認識する目><虚構> 3.どのような教材を与えるか (林田哲治) (1)より深く現実認識ができる作品 (2)いかに生きるかを考えさせる作品 (3)深い感動を生みだす作品 ◎.『日教組第19次・日高教第16次合同教育研究全国集会報告書』(1970.1) Ⅰ.国語・文学作品で何をどう教えるか(大教祖国語研究委員会) Ⅱ.実践報告 <表現に託されたことがらを読みとること> 1.なぜ「ベロ出しチョンマ」を読ませるのか (1)~(5)は作品分析 2.どう実践したか (1)基本的な姿勢 (2)授業計画 (3)授業記録 (4)児童の感想文 ◎.『大阪児言研・研究収録(第1集)』(1971.8) Ⅰ.基調提案 <1.文学の読み> (1)言語観、文学観 (2)総合読みにおける文学の読み 2.説明的文章の読み (林田哲治) ◎。『豊中の教育―第23次豊中教研集会の記録』(1972) <国語科の評価について> 1.国語科の位置づけ―全面発達と国語科の責任 2.国語科の教科構造 3.評価項目の一例 4.わたしの場合 ◎.『訪中報告集 中国人民に学ぶ』(1976.7.28~8.11)(関西地区教職員友好訪中団 1976.11) <子どもたちと民衆と地域社会と> ◎.大阪児言研常任委員会『大阪児言研・夏期入門講座資料 用語解説』(1975.8) (常任委員全員で検討・原稿は説明文の読みの分野) ◎.解放教育計画検討委員会・小学校部会編著 『小学校低学年国語科はどうあるべきか――民主的編成のための討議資料――』(1979年度) <第3章 言語要素の教育 3.文法教育> 1)文法教育をなぜとりたててするのか 2)文法指導についての基本的な考え 3)文法の授業をどう組織するか <第4章 言語活動の教育 2.読みの教育> 4)説明文の読み ①なぜ説明文を重視するか ②説明文の読みのねらい ③すぐれた説明文 ④どんな読ませ方をするか ◎.「学力実態調査」共同研究者集団編著 『学力保障の観点に立った「同和地区」児童の学力実態調査研究(報告書)』(代表:柳 久雄 1979.3.20) <Ⅲ.国語・読みの指導と自主編成 4.説明文教材の指導はどうあるべきか> (1)なぜ説明文を重視するか (2)説明文の読みのねらい (3)すぐれた説明文教材 (4)どんな読ませ方をするか ◎.『第7回 児言研関西集会・研究発表要項』(1980.8) <児言研がめざす説明文の読み>(入門講座) 1.説明文の読みの指導の現状と問題点 2.わたしたちの考える説明文の読み 3.説明文の教材分析の実際 4.指導計画と授業の組織 ◎.『第8回 児言研関西集会・研究発表要項』(1982.7) <子どもをひらく授業を>(一読総合法入門講座) 1.一読総合法の前提 (1)楽しい学級集団 (2)コトバ(第二信号系)と集団・社会 2.一読総合法とは (1)わたしたちの授業原則 (2)基本過程 (3)基本作業 (4)話し合い 3.教師の仕事(すべては教師の仕事にかかっている) (1)教材選択 (2)教材分析 (3)指導目標の設定と時間配当 (4)1時間の指導計画 4.文学の授業・「一つの花」を例にして(栗田治) 5.説明文の授業・「カタツムリ」を例にして(若狭節子) ◎.豊中教祖教文部『豊中の教育 Vol.2』(豊中教職員組合 1982.7) <Ⅲ.生き生きとした授業をめざして わたしとサークル活動―わたしにとっての民間教育団体> ◎.『第9回 児言研関西集会・研究発表要項』(1984.8) <具体化⇆⇆抽象化を大事にする説明文の授業>(一読総合法説明文入門講座) 1.こんな授業はしたくありませんネ 2.わたしたちは、「説明文を読む」ということを、このように考えています (1)説明文は「データ」で構成されている (2)「説明文を読む」ということは、複合的な認識活動である (3)説明文の読みの授業の目標は、2つの面から考える (4)すぐれた説明文教材がそなえている条件 3.わたしたちは、説明文教材の分析を、こんな視点から行います (1)「データ吟味」という構えを大事にする (2)説明の対象・題材(現実)について、十分学習する 4.子どもが活躍する楽しい授業をつくりだしましょう (1)大事にしたい前提がある (2)授業には、基本的な過程がある (3)読みの基本作業を設ける (4)話し合い(集団の読み) ◎子どもを説得する話し方(レトリック、伝え合い)を研究する。 ◎.豊中教祖教文部『豊中の教育 Vol.3』(豊中教職員組合 1984.10) <『にんげん』その作成過程をふりかえる――教育内容の民主的自主編成を一層推進するために> 1.『にんげん』は豊中の教育に大きな影響を与えた 2.『にんげん』はこうして作られた (1)差別越境をなくす闘い (2)学習指導要領の差別性との闘い 3.近代学校の差別・抑圧の構造をつくりかえるために、改めて『にんげん』に学ぼう ◎.豊中市立克明小学校『職場機関誌 熱と光を』(1985年度~1989年度)(1990年 合冊して出版) (編集担当をしていたので、多くの文章をかいている。そのうちのいくつかを記す) <部落外の人間が解放教育にたずさわること――「であること」のイミ(その1)(その2)> <共通理解することのむずかしさ> <出会いのあと 自分は> <日々の実践を方向づけて> ◎.『第12回 児言研関西集会・研究発表要項』(1990.8) <説明文の読みで大切にしたいこと>(説明文の読み入門分科会) Ⅰ.一読総合読みの特色 1.私たちは、国語科をこう考えます 2.「説明文の読み」は、次の三つの面の活動が複合した認識活動です 3.一読総合読みの特色 Ⅱ.学級集団づくり(藤田道枝) Ⅲ.授業づくり(松田かほる) (3)集団の読み(山岡篤子) ◎.『感性・認識をはぐくむ授業の創造』(第14回児言研関西集会研究発表要項)(1994.8) <説明文の読みが認識活動となる授業をめざして>(領域別講座・説明文の授業入門) 1.同じ説明文を、一読総合法と「三読法」とで読む――模擬授業風に 2.「説明文の読み」を、次の三つの側面の活動が複合した認識活動と考えます。 3.それで、「説明文の読み」の授業目標を、次の二つの側面から設定します。 4.一読総合法の特色 (一読総合法とその他の読み) 「低学年の説明文の授業」(末弘真紀子) 「高学年の説明文の授業」(小路きみよ) ◎.『子どもと創る国語の授業』(第15回児言研関西集会研究発表要項)(1996.7) <説明的文章の読みが認識諸力を育てる、そんな授業をめざして――関連諸科学に学びながら> (領域別講座・「説明文を読む」ということの基礎) <はじめに> (入門講座ではありません) 読みの教授・学習の場は、学習者である児童と学習材である文章と教授者である教師とが、それぞれ主体的 に作用し合うなかで、児童と教師が自己を高め、それを認め合う場である。 1.説明的文章の読みについて (1)説明的文章を読むということ (2)「データ吟味」の構えで――「抽象・理論」と「具体・日常」との往復作業を重視 (3)ことばの意味を、「使用」という観点から考える (4)「読み」を、「スキーマ」という概念を使って、分析する (5)「読み」を、「視点」という概念を使って、分析する 2.教材分析表づくり――指導計画の基礎 (1)文と文との接続の型 (2)内容から見た段落の配置のしかた 3.教材分析表から指導案づくり・授業へ 4.授業をめぐって (1)子どもの思考がはたらく状況とは (2)認識のつまずきと発展――「わかる授業」づくりを考えるために (3)話し合いでの「はじめのことば(前置き発言)」 ◎.『子どもと創る国語の授業』(第16回児言研関西集会研究発表要項)(1998.7) <一人の発言を共有しようとする読みの授業を>(領域別講座 説明文・入門講座) 1.一読総合法について (1)子どもたちが主人公である (2)授業の基本過程 (3)読みの基本作業 (4)「集団読み・話し合い」についての技術的なこと 2.説明的文章の読みについて (1)説明的文章を読むということ (2)説明的文章の分析の視点 3.指導計画について 「低学年の説明文の授業」(末弘真紀子) ◎.『子どもと創る国語の授業』(第17回児言研関西集会研究発表要項)(2000.7) <論理的な文章を書く力(作文)を育てる――高学年での試み――>(領域別講座) (はじめに) 「自分の思いをきちんと語れない」多くの子どもの現状から発想して、3年間(5・6年生)実践してきた ことの一部を報告します。 1.ねらい ○「論理」に興味・関心をもち、自分の考え・意見を論理的に伝達する力をそだてる ○意見の文章を書く力を育てる 2.指導内容 (1)文意識を育てる (2)4つの文型を知らせる (3)語の示す範囲(外延)と意味内容(内包)を自覚させる (4)論理に興味・関心をもたせる (5)意見の文章を書かせる 3.指導方法 4.指導時間(週1時間:約25時間) 5.子どもたち(5年生)の授業中の様子と日常生活に表れた変化(担任の観察から) 資料:教材プリント ◎.『子どもと創る国語の授業』(第18回児言研関西集会研究発表要項)(2002.8) <一人の発言を共有しようとする読みの授業を>(領域別講座 説明文・基礎講座) 1.一読総合法について (1)子どもたちが主人公である (2)授業の基本過程 (3)読みの基本作業 (4)「集団読み・話し合い」についての技術的なこと 2.説明的文章の読みについて (1)説明的文章を読むということ (2)説明的文章の分析の視点 3.指導計画について 「低学年の説明文の授業」(浜田ゆみ) 「高学年の説明文の授業」(細見英子) ◎.『子どもとつくる楽しい国語の授業』(第19回児言研関西集会研究発表要項)(2004.8) <基礎的・基本的なことを学ばせたい>(領域別講座 国語科の授業づくり入門) (はじめに) 国語科の授業における教材は、にほんごです。・・・教師が使うコトバも重要な「教材」であることを 常に自覚しておきたいものです。 Ⅰ.国語科の授業づくりについて 1.授業について 佐藤学『教師たちの挑戦』、野田俊作・萩昌子『クラスはよみがえる』、からの引用。 小野成視の「たのしい授業」と「おもしろい授業」の視点の引用。 (こんなことから始めます) 1)子どもの現実からスタートする 2)子どもたちのあいだに「応答関係」をつくる 3)子どもが目標を決めるようにする 4)授業は子どもと力をあわせてつくっていく 5)学級通信を発行する 2.国語科の授業づくりについて 国語科の教科構造について説明する。 Ⅱ.ことば(日本語)についての指導(「言語事項」など) 1.ことばは通じない (1)ことばは生活文化を背景にしています。 (2)時間の経過によって「意味」は変化していきます。 (3)「認識=表現」関係と「伝達=了解」関係の完全な一致はむずかしい。 2.ことばは認識そのもの (1)関係認識=立場・視点によって、こと・ものの理解が異なります。 (2)現実世界をことばによって切り取ってきます(連続しているものを区切る)。 (3)「定義づけ・名づけ」活動、「比喩」のはたらき 3.認識は「文」で表される。 (1)文の形について (3)4つの文型について 4.「文」は単語で構成される。 (1)単語の意味・概念は文脈で決まります。 (2)意味・概念の内容と関係 Ⅲ.ことば(日本語)を使うことについての指導(「言語活動」) 1.「聞く」こと、「話す」こと (1)「きく」ということ (2)「話す」ということ 2.「読むこと」の指導 (1)説明的文章を読む (2)文学作品を読む 3.「書くこと」の指導 (1)「作文(狭義)・つづり方」の指導 (2)「学習作文」「短作文」その他の「書くこと」の指導 ◎.『子どもとつくる楽しい国語の授業』(第20回児言研関西集会研究発表要項)(2006.7) <ことばの機能から「書く」ことを考える>(領域別講座 国語科における「書く」こと) (はじめに) 言語には①伝達②認識・思考③抑制・調整の三つの機能がある。 「書く」活動(「書きことば」の使用)において、これら三つの機能を意識した取り組みをしたい。 ここでは、「書く」ことの指導内容として、①つづり方・生活作文②学習作文・短作文の二つに分けて述べる。 ①は認識・思考と深く関係し,②は伝達に重点がおかれる。 Ⅰ、「書きことば」の特性 1、意識的な活動が必要である。 2、「書く」ことはイメージを明確にし、認識を深める。 3、書くことがもつ、人生での意味 野上洋子、黒藪哲哉、エリ・ヴィーゼルの例 Ⅱ、「つづり方・作文」について <生活綴り方>(日本作文の会の考え方・歴史・実践)『講座・生活綴方』、『生活綴方事典』より Ⅲ、児言研が提案・実践してきたこと ○意見文の重視 Ⅳ、「伝達」機能に重点を置いた作文指導 森岡健二、輿水実、藤原与一の提案 Ⅴ、わたしの実践例 ◎、『子どもとつくる楽しい国語の授業』(第21回児言研関西集会研究発表要項)(2008.7.31~8.1) <児言研の歴史から学ぶ>(領域別講座 講義でなく討論形式で) Ⅰ、国語科教育を科学的な教育にする Ⅱ、ボトムアップとトップダウンの両方向の認知過程を国語科の授業つくりに活用する 1、第1世代の先輩たちの活動(わたしが会員になるまで) 理論学習、児言研文法、一読総合法、 2、わたしが参加するようになって 第1回児言研夏季アカデミー(成蹊小学校箱根寮) 3、全国版機関誌『児言研国語』(第1号 1964年春) 4、大阪児言研を結成して わたしたちの著作 『用語解説』、『解放教育と文学の読み』など、『ていくねんぶんぽう』 5、作文指導をめぐって 小林喜三男、井上尚美、岩田道雄 ◎、『子どもとつくる楽しい国語の授業』(第22回児言研関西集会研究発表要項)(2010.8.2~3) <書くこと:文章指導、一つの視点とその対策> 仮説:「書く」「話す」という言語活動(外言)の基盤には<文意識>と<論理意識>があり、「話す」ことと「書く」ことを関連づけて、活発に働く内言を育てることが重要である。 対策Ⅰ、文意識を育てる(習慣化する)。 1)4文型(基本文)の理解とその活用 2)n文スピーチ 3)「話す」から「書く」へ 対策Ⅱ、考えを整理するために「命題」を立てる(文意識の補強) 1)問答レトリック○1~○4 補説:「書く」ことは認識・思考すること 1)「書きことば」の特性 2)推敲する意義 対策Ⅲ、「展開的・過去形表現」の文章を書く(文章表現の基礎) 1)よくわかるように書く○1~○3 2)くわしく書く○1~○4 ◎取り組み始めるときに留意すること 対策Ⅳ、意見文を書く 1)「事実」を述べているか、「意見」を述べているか○1~○6 2)意見文には<理由>がいる 対策Ⅴ、授業に<討論>を取り入れる 対策Ⅵ、学級通信・一枚文集を活用する D.本の紹介(解放新聞) 1.『でんでんむしの競馬』 安藤美紀夫・作(1978.6.5) 2.『あおくんときいろちゃん』 レオ・レオーニ作<読む人とともに自由にひろがる>(1978.9.4) 3.『せんせい けらいになれ』 灰谷健次郎・著<楽しい詩と子どもの姿>(1979.4.2) 4.『野尻湖のぞう』 井尻正二さく<たのしみながら読んで、想像をひろげる絵本>(1979.8.6) 5.『八月の太陽を』 乙骨淑子・作<奴隷からの解放と独立を>(1980.3.3) 6.『おしいれのぼうけん』ふるたたるひ・たばたせいいち作<「ごめんなさい」は、いわない>(1980.7.7) 7.『君たちの生きる社会』伊東光晴著<社会について考える>(1980.12.1) 8.『おおらかに今日からあしたへ』おおさか行動する障害者応援センター編 <おおらかに、あっけらかんと、 さらけ出そう、自分の姿>(1981.7.6) 9. 『はみだしの席』 岸武雄・作 <こんなことは かあちゃんにだって しゃべれない> (1981.11.2) 10. <生活を見つめ、つづる> (1983.1.10) 『詩集・山芋』(大関松三郎)、『つづり方兄妹』(野上丹治、洋子、房雄)、『山びこ学校』(無着成恭・編) 11.『わたしたちの憲法』宮沢俊義・国分一太郎著 <憲法を生活の中に>(1983.10.3) 12.『アフリカのシュバイツァー』 寺村輝夫著 <誰にとっての「聖者」であったのか> (1985.1.7) 13.『農民哀史から六十年』渋谷定輔著 <野良の考え人の実践報告>(1986.7.7) 14.『パウンペと鮭の口合戦(チャランケ)』上西晴治作 <アイヌ民族の自然観に学ぶ>(1987.1.5) |
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